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① 橋本病とは?(自己免疫が原因)

橋本病は、免疫が甲状腺を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患です。
代謝・体温・エネルギーを支える甲状腺ホルモンが作られにくくなり、
「疲れ・寒さ・むくみ・体重増加」などの症状を引き起こします。

② なぜ橋本病が起こるの?

橋本病は一つの原因ではなく、複数の要因が重なって発症します。

慢性ストレス

腸内環境の悪化

食生活(糖・油・添加物・小麦の取りすぎ)

ホルモンバランスの乱れ

遺伝的な体質

身体の炎症と免疫の乱れが背景にある病気です。

③ よくある症状(代謝の低下によるもの)

疲れやすい

体温が低い・寒がり

むくみ

気分が落ち込みやすい

髪が抜ける/肌の乾燥

生理不順・更年期症状の悪化

ホルモン不足から全身の代謝が落ちるために起こります。

④ 食事療法の基本|4つの「毒」を抜く

橋本病は自己免疫疾患であり、
免疫の暴走を静める=炎症を減らす食事 が非常に重要です。

⑤ 【砂糖】血糖の乱れが免疫を過敏化

精製糖は炎症を促し、甲状腺にも負担をかけます。
→ 甘い飲料、菓子、菓子パンは控える。

⑥ 【悪い油】炎症・ホルモンバランスを乱す油は避ける

酸化油やトランス脂肪酸は細胞を傷つけ、
代謝とホルモンの働きを妨げます。
→ 揚げ物・スナックを減らし、オリーブ油などに変更。

⑦ 【食品添加物】腸と免疫への負担を減らす

添加物は腸の炎症の原因に。
腸は免疫の70%を担うため、負担を減らすと免疫が落ち着きます。
→ 加工食品を控える。

⑧ 【小麦(グルテン)】腸の炎症と免疫の誤作動を起こしやすい

グルテンは腸のバリアを弱くし、
免疫の暴走を引き起こす原因になりやすい食品です。
→ 米中心の和食にすると体調が整いやすくなります。

⑨ 橋本病に良い食材(腸と代謝を整える)

発酵食品(味噌・納豆・ぬか漬け)

良質なたんぱく質(卵・魚・鶏肉・大豆)

抗炎症食材(青魚・緑黄色野菜)

海藻/きのこ類

腸と炎症を整えると、ホルモンの働きが安定しやすくなります。

⑩ 当院の施術(治療ではなく “サポート”)

当院は橋本病そのものを治すのではなく、
身体の循環・代謝・自律神経を整えることで体調をサポートする 役割です。

医療の治療(薬)と併走しながら、身体を回復しやすい状態へ導きます。

⑪ 自律神経の安定|ホルモンバランスの土台

ストレスと自律神経の乱れは橋本病の悪化要因。
オステオパシーで

頸部(迷走神経)

胸郭・横隔膜

背骨の緊張
を整えると副交感神経が働き、疲れが抜けやすくなります。

⑫ リンパの流れ改善|炎症物質の排出サポート

自己免疫では老廃物が溜まりやすいため、
胸管・鎖骨下・頸部のリンパを整えることで

むくみ軽減

疲労改善

免疫バランスの安定
につながります。

⑬ 甲状腺周囲の緊張を和らげる

橋本病の人は首前面の筋膜が固くなりやすい特徴があります。
オステオパシーで

首の圧迫感

呼吸の浅さ

頭の重さ
が改善しやすくなります。

⑭ 腸の機能サポート(免疫の70%を調整)

腸間膜・腹部のリンパ・横隔膜を整えることで
腸の働きが改善 → 食事の効果が出やすくなり、
免疫の暴走が落ち着きやすくなります。

⑮ 当院のスタンス

橋本病を「治す」場所ではありません

しかし、身体の環境を整えることで
症状の安定・疲労の軽減・生活の質の向上 をサポートできます

患者さんの「これから」を一緒に整えていきます。

自己免疫が暴走する背景

 

自己免疫疾患とは、本来守るべき細胞を「敵」と誤認し攻撃してしまう現象です。
科学的には免疫のミスジャッジですが、エネルギー医学ではより明確にこう理解できます。

身体の内部に

“敵に見えるもの”があると誤解してしまう

 

本来は無害なのに、ストレス・化学物質・食品添加物・電磁波・寝不足・疲労・ホルモン変動などの影響で、
免疫司令塔であるトリプル・ウォーマー(TW)が過敏になり、味方を攻撃する防衛反応が起きます。
つまり、味方を敵と誤認し暴走する自衛隊のような状態です。
これが自己免疫疾患という現象の根底です。

 

TW(トリプル・ウォーマー)について

 

TWとは免疫・警戒・防衛のエネルギー司令塔。
副腎・ストレス反応・防御行動を統合管理する存在であり、エネルギー医学では「防衛の王(キング)」と呼びます。

 

TWが過剰になると、自律神経も免疫も“戦闘モード”に入りやすくなり、

  • 味方を攻撃する自己免疫反応

  • 過敏症やアレルギー

  • 不安・緊張・焦燥

  • 乾燥反応・炎症性の悪化

といった反応が起こりやすくなります。
シェーグレンはまさにTWが過剰化している状態といえます。

 

ホモラテラル(同側性)と免疫の誤作動

 

脳は本来、右脳→左身体、左脳→右身体と交差して制御します。
しかしストレスや疲労が溜まるとその連携が崩れ、同じ側だけで処理しようとする
ホモラテラル(同側性)システムに落ち込みます。

 

ホモラテラル状態では、

  • 思考の明晰さが低下

  • 免疫調整が鈍くなる

  • 乾燥・疲労が強まりやすい

  • 自律神経失調

  • 回復力の低下

 

つまり、ホモラテラルの身体は免疫が誤作動しやすく、自己免疫を助長しやすい身体といえます。
 

そのため当院では左右連動=クロスオーバーの回復エクササイズを大切にしています。

 

クロスオーバー回復の重要性

 

左右が交差して連動できる身体が戻ってくると、

免疫は落ち着きやすくなり、
「敵か味方か」の判断が修正されていきます。

 

副交感神経が働きやすくなり、乾燥症状も緩み、

循環や脳処理がスムーズに戻ります。
 

結果として治癒システムが本来の動きを取り戻しやすくなることが期待できます。

 

ご自宅でできるエクササイズの役割

 

これらのホームケアは、身体が回復し始めるためのスイッチを入れます。
浅かった呼吸が深く戻り、エネルギーは滞りから流れへと転じ、心身の緊張は静まっていきます。

 

期待できる変化

  • 全身エネルギーの循環が回復

  • 自然な免疫バランスが整いやすい

  • 脳の左右連動の準備が整う

  • 過剰な防衛エネルギーを排出

  • ラディアント回路(回復系)が活性

  • 呼吸が深まり、自律神経が安定

  • 情緒の混乱が整理されやすい

  • ストレスホルモンの処理が進む

  • クロスオーバーによる統合が習慣化

  • 偏ったエネルギーの偏流を解除

  • 免疫の誤作動(自己攻撃)を鎮めやすい

  • 疲労の回復が早くなる

  • TW鎮静 → 防衛モードから回復モードへ移行

  • 過敏反応が静まりやすい

※自宅エクササイズの手順はこちら →

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