上腹部ブロック(肝・胃噴門・十二指腸・膵・胆道)という“見えない制限”
- shigezou
- 3 日前
- 読了時間: 3分

― 背中・みぞおち・右肩の違和感が取れにくい理由 ―
「背中が張りつく感じが取れない」
「みぞおちの奥が硬く、呼吸が浅い」
「右肩や首が、理由なく重だるい」
こうした訴えが続く場合、筋肉や関節だけでは説明しきれない
“上腹部の緊張”
が関係していることがあります。
上腹部ブロックとは何か
当院でいう上腹部ブロックとは、肝臓・胃噴門・十二指腸・膵臓・胆道を中心とした内臓群と、それらを包む腹膜・筋膜の滑走低下、さらに自律神経反射が重なった状態を指します。

これらの臓器は、
横隔膜
胸郭
背骨(特に胸椎〜腰椎移行部)
と密接につながっており、一部の緊張が背中・肩・首・呼吸に波及します。
なぜ「上腹部」が固まるのか
上腹部ブロックが起こる背景には、次のような要因が重なります。

食生活の偏り・食べ過ぎ
強いストレスや交感神経優位の状態
手術歴・内臓疲労
長時間の前屈姿勢(デスクワーク・運転)
これらが続くと、内臓の動き(呼吸に伴う上下・滑走)が減少し、身体は無意識に「守る姿勢」を取るようになります。
結果として、
背中が反れない
胸が開かない
首や肩が常に緊張する
といった状態が固定化していきます。
症状は「上腹部以外」に現れる
上腹部の制限は、必ずしもお腹の不調として自覚されません。
よくみられる関連例:
右肩〜首の慢性的な張り
背中(特に右側)の違和感
呼吸が浅く、疲れやすい
胃の不快感がないのに姿勢が崩れる
これは、内臓—神経—筋膜の反射が身体の別の場所に現れているためです。
当院での評価の考え方
当院では、「どこが痛いか」ではなく、
「どこで身体の連動が止まっているか」
を重視します。
上腹部に関しては、
呼吸時の腹部・胸郭の動き
横隔膜の反応
背骨と内臓の連動
緊張が出る体勢・出ない体勢
などを丁寧に確認し、無理のない適正な刺激量で、反応を引き出すことを目的とします。
「症状」ではなく「構造の反応」を整える
上腹部ブロックは、単なる胃腸の問題ではなく、全身バランスの一部として現れている反応です。
そのため当院では、
腰痛
肩こり
自律神経の乱れ
原因がはっきりしない不調
といったケースでも、上腹部の評価も見逃しません。
まとめ
上腹部(肝・胃噴門・十二指腸・膵・胆道)は、全身と深く連動している
緊張は、背中・肩・首・呼吸に現れることが多い
表面的な症状だけで判断すると、見逃されやすい
評価と刺激は、静かで精密であるほど反応が引き出される
「どこに行っても説明がつかなかった違和感」がある方は、
**身体の“内側の連動”**という視点がヒントになるかもしれません。
あなたの身体が、無理なく変われる刺激量で進めていきます。
お心当たりのある方は、ぜひご相談ください。
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