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General Seitaiin Enmeidou Kurashiki
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肩こりの概要
肩こりの基礎的な解釈
肩こりとは、頚部(首)から肩甲部(肩周り)にかけての筋肉の緊張、重圧感、および鈍痛を伴う症状です。
肩こりの疫学
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肩こりは、日本人にもっとも多くみられる愁訴(しゅうそ:自覚症状)の一つです。
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**厚生労働省の「国民生活基礎調査」**によると、女性が訴える自覚症状の第1位が肩こり(令和4年は第2位)であり、男性でも第2位に挙げられています。
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発生比率は女性が男性の約2倍であるというデータが出ています。
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日本の肩こりと欧米の「neck pain(首の痛み)」を比較した研究によると、有訴率(症状を訴える割合)、性差、年齢構成、病態生理において大きな違いは認められませんでした。
しかし、日本の肩こりは心理社会的なストレスと強い関連があることが報告されています。
このように、肩こりは日本人にとって非常に身近な症状であり、特にストレスとの関係が深いことが特徴です。

肩こりとは?
肩こりのメカニズム
肩こりとは、頸部(首)から肩甲部(肩周り)にかけての筋肉の緊張、重圧感、および鈍痛を伴う症状です。
肩こりの分類
肩こりは原因によって以下の3つのタイプに分類されます。
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本態性肩こり
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特定の基礎疾患が見当たらず、日常的な姿勢や生活習慣によって生じる肩こり。
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症候性肩こり
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頸椎や肩の疾患(例:頸椎症、椎間板ヘルニア、五十肩など)に伴って発生する肩こり。
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心因性肩こり
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ストレスや精神的な負担が原因で起こる肩こり。
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心身症、うつ病、パニック障害の症例でも肩こりを訴えることが多い。
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実際の治療ではこれら3つの要因がミックス(割合は個人差がある)されて起こっているケースが非常に多いため、全てを治療していく必要性があることが非常に多いです。
本態性・症候性肩こりの主な原因
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交感神経の過剰な緊張
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頸椎のアライメント異常(骨の配列の乱れ)
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椎間板の不安定性による神経の興奮
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肩甲胸郭関節(肩甲骨と胸郭をつなぐ関節)の滑液包炎
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筋肉の毛細血管のうっ血(血液の滞り)
肩こりのメカニズム
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筋肉・筋膜の緊張
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骨・関節の影響
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神経や血管の異常
→ これらが組み合わさることで肩こり症状が発生します。

肩こりの生理学的メカニズム
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筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、酸素不足・老廃物の蓄積が発生
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これが痛み・重圧感を引き起こす
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ストレスや繰り返しの動作も血行不良を招き、痛みを助長
特に緊張しやすい筋肉
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僧帽筋(そうぼうきん)
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肩甲挙筋(けんこうきょきん)
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菱形筋(りょうけいきん)
肩こりの局在(痛みの起こりやすい場所)
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頸椎伸筋群(首を後ろに倒す筋肉)
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僧帽筋(特に上部)
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肩甲挙筋・菱形筋
特に僧帽筋は肩こりの中心となる筋肉であり、血行不良を起こしやすい特徴があります。
僧帽筋が血行不良を起こしやすい理由
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静脈弁がないため血液が滞りやすい
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頸椎静脈叢(けいついじょうみゃくそう)の流れに関与し、うっ血しやすい
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酸素不足に陥りやすく、特に上部は痛みの閾値が低い(少しの刺激で痛みを感じやすい)

筋膜連鎖と肩こりの関係
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肩甲骨内側部の痛みは、筋膜のつながり(スパイラルライン)によって発生することが多い。
末梢神経と肩こり症状
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肩こりの圧痛点(Kスポット)は、肩甲背神経や肩甲上神経の走行に沿って現れやすい。
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これらの神経が刺激されると、肩こり症状が強くなる。
頸椎機能障害と肩こりの関係
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頸椎の動きが制限されたり、椎間関節の機能が低下したりすると、周囲の筋肉が過剰に緊張し、肩こりが悪化する。
【末梢神経絞扼点】

【末梢神経絞扼点】

頸椎機能障害と肩こり症状
頸椎の椎間板障害、椎間関節障害により、関連痛として生じる可能性がある


注視作業と肩こりの関係

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パソコン作業や編み物などの注視作業は、大脳の興奮水準を高め、交感神経の緊張を促進するため、筋肉の緊張が強まり、肩こりを助長してしまいます。
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そのため、姿勢の問題だけでなく、目の使いすぎによって脳が興奮し、緊張が高まることも肩こりの原因の一つとなります。
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このような場合は、湯船にしっかり浸かるなど体を温めることで、副交感神経が優位になり、肩こりが和らぎます。
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また、パソコンから目を離して適度に休憩をとるなど、目を休める時間を作ることも重要です。
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当院では眼精疲労軽減アプローチも行っております。心当たりのある方はお申し出ください。
肩こりは、肩周辺の筋肉に過度な負担がかかったり、運動不足によって硬くなることで血流が滞り、痛みやだるさが生じる状態を指します。
人間の肩や首には、頭や腕を支える重要な役割があります。
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頭は体重の約10%
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腕は両方で約15%
これらを支える肩や首の筋肉には常に大きな負担がかかっています。
特に日本人は頭の大きさに対して肩や首が小さいため、より負担を感じやすいといわれています。
長時間の緊張状態が続くと、筋肉は疲れて硬くなり、血流が悪化します。
すると、乳酸や尿酸などの老廃物が排出されず、さらに筋肉が硬くなる悪循環が生じます。
また、硬い筋肉のまま動かすと筋繊維が傷つき、痛みの原因にもなります。
「肩を叩く・揉む」がNGな理由
肩を叩いたり揉んだりすると、筋肉に刺激が伝わり、血流が促進されるため、一時的には肩こりが改善したように感じることがあります。
しかし、根本的な原因が解消されていないため、時間が経つと元の状態に戻ってしまいます。
さらに、自己判断で硬くなった筋肉を強く刺激すると、防御反応で余計に筋肉が硬くなったり、傷ついて痛みが悪化したりする恐れがあります。
特に**「叩く」動作は「揉む」よりも刺激が強いため、リスクが高くなります。**
誤った方法で行うと、いわゆる「揉み返し」が起こり、症状が悪化する可能性があります。
肩こりの運動学的要因
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現代人は座って作業する時間が長く、猫背になりやすい傾向があります。
スマートフォンやパソコンの使用が当たり前となり、肩こりは「現代病」とも言われるほど多くの人にみられます。 -
成人の頭部の重さは約4~6kgですが、前傾姿勢になると頚椎への負担は最大27kgにもなります。
長時間の前かがみ姿勢は肩や首に大きな負担をかける原因となります。 -
パソコン作業では、胸の前側の筋肉や頭・頚部の伸筋群が過度に緊張しやすくなります。
一方で、頚部の前面や肩甲骨の内側にある筋肉は弱くなりやすい傾向にあります。 -
一般的に、筋肉のバランスは「弱化しやすい筋肉」と「緊張しやすい筋肉」が交互に斜めに交差する関係になっています。
そのため、姿勢改善や肩こり予防には、このバランスを意識して整えることが重要です。


上位交差症候群
上位交差症候群とは、いわゆる「猫背」の姿勢に関連する状態を指します。
骨格の構造上、頭部は前方へ、胸部は後方へ移動しやすい特徴があります。
この2つの問題が身体の上部で交差するように発生するため、「上位交差症候群」と呼ばれています。
この状態が続くと、頚椎(首の骨)や頚胸椎移行部(首から胸へのつながり)にストレスがかかりやすくなり、肩こりを引き起こす原因となります。
上位交差症候群の治療・改善方法
✅ 胸部と僧帽筋周辺の緊張を緩和する
✅ 弱化しやすい筋肉を鍛える
肩甲骨の内側や頚部前面の筋肉が弱くなりやすいため、適切にトレーニングを行うことが効果的です。
筋力バランスを整えることで、肩こりの軽減や姿勢の改善につながります。
上位交差症候群は、いくら凝っているところをマッサージしても永遠に改善することはありません。手当たり次第に硬い所を単にほぐすだけでは 肩こりは絶対に治ることはありません。
専門的な知識が必要になります。

下位交差症候群
下位交差症候群とは、いわゆる「反り腰」のイメージです。骨構造上、腰部は前方、殿部は後方(股関節屈曲)に移動しやすく、身体の下部でこの2つの問題が交差するようになっているため、このように呼ばれております。
ぽっこりお腹(お腹が使えていない)は、腰がそる原因となり、胸郭は後ろに行き、首は前に行くことで、僧帽筋に負担がかかり、肩こりの発症につながります。
つまり、体幹や股関節の状況も肩こり発症の要因となるのです。
治療の考え方としましては、股関節屈筋や背筋の緊張を改善し、腹部・殿部を鍛えることで、反り腰・胸椎屈曲の改善につながり、肩こりの改善が期待できます。

本態性肩こりの解剖学的原因: 自律神経反射
内臓不調 → 交感神経興奮 → 筋肉緊張 → 肩こり
内臓体性反射
内臓の求心性情報 → 脊髄 → 筋緊張
内臓体性反射とは、自律神経が求心路(感覚情報を体の中枢に伝える神経経路)として機能し、体性運動神経が遠心路(体の中枢から各部位に情報を伝える経路)として機能する反射のことです。
内臓反射
自律神経によって内臓機能を調節する反射のことで、内臓-内臓反射、体性-内臓反射、内臓-体性反射の3種類があります。これらの反射は、内臓の状態に応じて体の反応を調節し、生命維持に重要な役割を果たします。
内臓体壁反射
感覚受容器(筋肉や内臓)からの刺激や興奮が、神経線維を通して中枢神経に情報が伝えられ、中枢から各部位・応じる器官に一定の反応を示すものです。この反射による体壁を読み解くことで、コリや痛み、そして体の歪みの主な原因を追及していくことが大切になってきます。
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本態性肩こりの解剖学的原因: 自律神経反射
内臓不調 → 交感神経興奮 → 筋肉緊張 → 肩こり
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内臓体性反射
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内臓の求心性情報 → 脊髄 → 筋緊張
内臓体性反射とは、自律神経が求心路(感覚情報を体の中枢に伝える神経経路)として機能し、体性運動神経が遠心路(体の中枢から各部位に情報を伝える経路)として機能する反射のことです。

内臓反射
自律神経によって内臓機能を調節する反射のことで、内臓-内臓反射、体性-内臓反射、内臓-体性反射の3種類があります。これらの反射は、内臓の状態に応じて体の反応を調節し、生命維持に重要な役割を果たします。


内臓体壁反射
感覚受容器(筋肉や内臓)からの刺激や興奮が、神経線維を通して中枢神経に情報が伝えられ、中枢から各部位・応じる器官に一定の反応を示すものです。この反射による体壁を読み解くことで、コリや痛み、そして体の歪みの主な原因を追及していくことが大切になってきます。



疾患によるものではなく徒手療法の適応可能
(筋の過負荷・神経系興奮・虚血を改善する必要がある)

疾患そのものの医学的治療が必要※徒手療法だけでは対応できない場合があるものが以下の症状
(頚椎症・椎間板ヘルニア・椎間関節症・環軸椎亜脱臼・環軸関節変形性関節症・OPLL・頸椎捻挫・炎症性疾患(化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎)腫瘍など