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日本のインテリア
整体治療

院長挨拶

私が治療家の道を選んだのは、決して計画的なものではありません。むしろ、当初はプロの治療家になるつもりは全くありませんでした。

2001年、神奈川県での生活の中で、私生活と仕事に疲れ切り、人間不信に陥っていました。そのような状況を打破したいという思いから、気を紛らわせる目的で、中国の内気功や外気功に触れ始めました。気というエネルギーに触れ、肉眼で気を感じ、少しずつその効果を実感することができましたが、心の中では不安や疑念が残っていました。

転機が訪れたのは、友人とスポーツをしている時に膝を大怪我したことでした。左膝はパンパンに腫れ、階段を昇り降りすることもできない状態。しかし、数日後には沖縄でダイビングの予定が迫っており、絶望的な気持ちでいました。その時、知人から「気功整体を受けると痛みが軽減するかもしれない」と勧められ、藁にもすがる思いで整体院を訪れました。

そこで出会った先生は、手を触れることなく施術を行い、わずか数分で膝の痛みが7割以上軽減し、無事に沖縄でダイビングを楽しむことができました。この経験は私にとって、今でも忘れられない衝撃的な瞬間です。しかし、この時点では「治療家になる」とは決めていませんでした。

その後、何度かその先生を訪れ、打ち解けた際に思い切って尋ねてみました。「僕も気功を学んでいますが、先生のように人を治せるようになるでしょうか?」すると、先生は即答でこう言ってくださいました。「君ならできるよ。治療家になった方がいい」と。その一言が私の心に火をつけ、治療家としての道を歩む決意を固めるきっかけとなったのです。

先生から学んだことの中で、最も印象深かったのは、「解剖学を理解しなければ、プロとして仕事をするのは難しい」という言葉でした。この教えを受けて、私は気功を一時的に離れ、解剖学を学び、実践的な治療法を習得するために努力しました。紆余曲折を経て無駄な時間やお金を費やしたこともありましたが、その経験が私の治療スタイルを作り上げる礎となりました。

さらに、2013年に出会った人物が私の治療家としての視野を広げてくれました。その人物からは、「人間の身体はすべて繋がっており、分けて考えてはいけない。感情や思いが身体に与える影響を理解しなければ、真の健康は支えられない」という深い教えを受けました。この言葉に私は大きな衝撃を受け、その後の治療に対する考え方が大きく変わりました。

これらの経験を通じて、私は今の施術スタイルを確立しました。身体と心の両面からアプローチし、患者様が自分の身体と心がどれほど深く繋がっているかを実感できること、それが私の治療の本質です。

私が整体院を運営する理由はただ一つです。それは、ご縁のある方々が、自分自身の本質に気づき、人生の目的を全うするためのお手伝いをすることです。一人ひとりの心と身体が本来の力を取り戻すことで、より豊かな人生を歩むお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。

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