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内臓~筋骨格~動作~食の統合モデル

 

 1. 序章:慢性痛は「外側だけの問題」ではなく

「内側から始まるシステムエラー」

 

徒手療法の国際的な研究では、腰痛・肩こり・背部痛など慢性症状の“約80%は内臓機能の不調(Visceral Origin)が根本原因”と広く報告されています。

 

しかし、これは世界規模の平均値にすぎません。

当院に来られた方々の身体を詳細に評価していくと、“90%以上が内臓由来の筋緊張・可動性低下を起点として可動域制限と慢性症状をつくっている”という明確な傾向があります。

 

内臓の緊張や可動性の低下は、筋膜・神経系に反射的影響を与え、まず 筋の滑走性(可動性)が低下する という初期変化が起こります。

ここではまだ完全な“筋硬結”は形成されていません。
 

しかし、この状態のまま 日常の不良動作(偏った姿勢・癖・動きの反復) を続けることで、次第に負担が偏っていき、過労筋(使われすぎる筋)、不労筋(使われなくなる筋)という 機能偏位 がはっきりと形成されます。

 

これが固定化すると、慢性肩こり・慢性腰痛・股関節痛・背部痛・膝痛・不定愁訴など、多様な症状の“土台”ができあがるのです。

 

そして最も重要な臨床的事実は、内臓由来の可動制限がある場合、運動療法だけでは完全な機能回復をしない人が約90%に達するということです。

 2. 内臓—筋膜—神経の三位一体メカニズム
(なぜ内臓が姿勢や可動域を決めるのか)


● Viscerosomatic Reflex(内臓—体性反射)

  内臓の機能低下は脊髄を介して筋肉・関節へ反射的緊張を引き起こす。

● Fascial Continuity(膜の連続性)

    内臓は膜で吊り下げられ、全身の筋膜ネットワークと連動しているため、
    わずかな滑走不全も遠隔部位へ影響する。

● Autonomic Load(自律神経の偏り)

    内臓ストレスは交感神経優位を生み、深層筋を働きにくくし、呼吸も乱れ る。

 

 3. 不良動作が症状を固定化するプロセス

 

内臓由来の可動性低下の上に、偏った姿勢・癖・反復動作が重なることで、
身体は代償運動を“本来の動き”と誤学習します。

 

その結果、過労筋はさらに硬く、不労筋はさらに働けず、姿勢は固定化し、

痛みは慢性化していく。

これが慢性症状の 悪循環ループ です。

 

 4. なぜ運動療法だけでは改善しない人が多いのか?

 

運動療法は世界的にも最も科学的根拠のある治療法であり、慢性腰痛では
「適切な運動療法は手術に匹敵する効果を持つ」と国際ガイドラインに記されています。

 

しかしその効果は、
“正しく動かせる身体の前提条件が整っている場合” に限られます。

内臓の硬さ・膜の滑走不全が未解消のままでは、運動療法は本領を発揮できません。

 

理由は・・・

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不労筋は神経入力が弱い

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スイッチが入らない代償動作が上書きされる

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正しい動きが学習できない

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内臓の硬さが深層筋の活性化を抑制する

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関節以前に“内側のブレーキ”が存在する

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そのため、運動療法を効かせるためには、

“内臓・膜・神経の環境を整える”

🔽

これが絶対条件になる

5. 食生活は内臓機能を左右する“最大の変数”
(4毒抜きの臨床的意義と当院の見解)

 

改善速度には、食習慣が決定的な影響を与えます。

どれほど施術や運動が適切でも、内臓が消化・解毒の負担に追われ続けていては、改善のスピードは上がりません。

 

近年注目されている吉野敏明先生が提唱する「4毒抜き(白砂糖・小麦・乳製品・食品添加物)」には賛否があります。

 

しかし当院の臨床観察では明確に、

**4毒抜きを正しく実践した方は、していない方に比べて改善速度が圧倒的に早い**という揺るぎない事実が得られています。

これは理論ではなく、日々の臨床で積み上がった“現場のリアル”です。

 

なぜ効果が出るのか?

  • 消化器負担が減る

  • 炎症が下がる

  • 解毒・代謝が正常化

  • 自律神経が安定

  • 内臓の可動性が自然と改善

 

つまり、
“中の負担を減らすことが、外側の改善を加速させる”
という身体の構造的必然です。

● 食の実践について

食事については、
会員専用の解説動画で詳しく説明しています。

 

6. 当院の統合アプローチの目的

・内臓の可動性回復

・膜・筋膜の滑走改善

・自律神経の再調整

・深層筋の活性化

・正しい動作パターンの再学習(FMT)

・食生活の最適化

これらを統合し、症状の根が再発しにくい身体 を実現します。

 

7. この会員サイトで得られるもの

 

ここでは、一般公開では扱えない深い専門性で以下を体系化して提供します:

 

・内臓と症状の関連マップ

・可動域制限の本質的理解

・過労筋・不労筋の診方

・自律神経と動作エラーの相互作用

・食習慣と内臓負担の関係

・ニューロ・ファシア統合モデルの深層理論

・臨床ケースから学ぶ改善プロセス

 

あなたが “自分の身体の専門家” となるための深い理解と実践知識を提供していきます。

① 整形外科・運動器の問題

(筋骨格 × 神経 × ファシア)

👉 主軸:動き × 呼吸 × 姿勢 × 内臓 × ファシア

② 自律神経・ストレス・脳の調整領域

(神経系 × 心身)

👉 主軸:神経系/交感・副交感バランス/呼吸/迷走神経

③ 内科・代謝・慢性炎症

(ホルモン・免疫・循環)

👉 主軸:代謝/ホルモン/慢性炎症/内臓機能

② 自律神経・ストレス・脳の調整領域(神経系 × 心身)

④ 消化・腸内環境・免疫

(腸×免疫×炎症)

👉 主軸:腸・吸収・免疫・炎症・栄養​​

施術哲学/身体観/セルフケアの意義

倉敷総合整体院 円命堂倉敷店

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