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​糖尿病についての情報動画です。予防、改善にお役立てください

糖尿病(1型・2型)とは?

糖尿病は「血糖値をコントロールする力」が弱くなり、血液中の糖が常に多い状態が続く病気です。
大きく分けて、

1型糖尿病:膵臓のβ細胞が壊れてインスリンが作れなくなる

2型糖尿病:インスリンはあるが“効きにくい(抵抗性)”状態

の2つがあります。

血糖値が高い状態が続くと、細胞や血管の負担が積み重なり、
目・腎臓・神経・血管・免疫など全身に影響します。

なぜ血糖値が上がるのか?(病態のポイント)

血糖値が上がる要因はひとつではなく、複数が重なり合います。

◎ インスリンの不足または作用低下

血糖を細胞に運ぶホルモンが不足すると、糖が血液に“残り続ける”。

◎ 筋肉が糖を取り込めない

姿勢・運動不足・筋力低下で、筋肉が糖を処理する力が弱くなる。

◎ 内臓脂肪の増加

内臓脂肪が炎症物質を出し、インスリンの効きを悪くする。

◎ ストレス・睡眠不足

ストレスホルモン(コルチゾール)が上がると、血糖値も上がる。

◎ 自律神経の乱れ

交感神経が過緊張すると、肝臓が糖を放出し続ける。

糖尿病は「血糖だけの問題」ではなく、
血管・神経・筋肉・ホルモン・自律神経 が関わる「全身の病気」です。

4毒抜き(白砂糖・小麦・乳製品・油)で身体が変わる理由

当院でよくお伝えしている “4毒抜き” は、糖尿病の方にとても相性が良い食事法です。

① 白砂糖

・急激に血糖を跳ね上げ、膵臓に大きな負担
・インスリンが大量に必要 → 疲弊・抵抗性の悪化

② 小麦(グルテン)

・腸粘膜を刺激し、慢性炎症が続く
・炎症はインスリン抵抗性の原因
・腸の炎症は自律神経にも影響

③ 乳製品(カゼイン)

・腸で分解しにくく、粘膜を傷つけやすい
・ホルモンバランスの乱れにつながる
・インスリン抵抗性にも影響

④ 油(特に酸化した油・植物油)

・血管炎症の原因
・インスリンの効きを悪くする
・脂肪肝・内臓脂肪増加にも関係

4毒抜きで期待できる変化

血糖値の上下が安定しやすい

内臓脂肪が減りやすい

腸が整い、炎症が落ち着く

自律神経が安定し、ストレスに強くなる

疲れやすさの改善

現在の治療(内服・インスリン)の効果が出やすくなる

※もちろん薬の調整は必ず主治医と相談してください。

オステオパシーがサポートできること

糖尿病は“生活習慣の病気”ですが、
同時に 「内臓機能・自律神経・筋骨格の問題が複合して起きる病気」 でもあります。

当院のオステオパシーは、次のような点でサポートできます。

① 自律神経の安定(血糖変動の予防)

交感神経が強すぎると、肝臓が糖を放出して血糖が上がりやすくなります。

頚部(迷走神経)

横隔膜

胸郭の動き

仙骨のリズム

これらを整えると、副交感神経が働きやすくなり、
血糖値の乱高下を防ぎやすくなります。

② 膵臓の負担を軽減する内臓アプローチ

お腹の緊張や姿勢の崩れで、膵臓周囲の膜や血流が悪くなることがあります。

後腹膜の緊張

胃・十二指腸の位置

膵臓周囲の膜(fascia)

肝臓のねじれ

これらを整えることで、膵臓が本来の働きをしやすい環境をつくれます。

③ インスリン抵抗性に関係する“内臓脂肪・炎症”へのサポート

オステオパシーの特徴は、
「血流・リンパ・膜の連続性」を改善し、慢性炎症を低下させる点です。

肝臓・腸間膜への循環改善

リンパの流れの正常化

横隔膜のスムーズな動き

これにより、
慢性炎症 → インスリン抵抗性の改善に向けた土台づくり ができます。

④ 筋肉が糖を使いやすい身体づくり

筋肉は“最大の糖処理器官”です。

体幹の安定

姿勢改善

可動域の回復

歩行パターンの正常化

これらが整うと、筋肉が糖を燃やしやすくなり、血糖スパイクが起こりにくい身体 に変化します。

まとめ:糖尿病は“全身の問題”。だから全身で良くなる。

糖尿病は「血糖の病気」ではなく、
血管・自律神経・筋肉・内臓・ホルモン など、
身体全体の働きが影響し合って発生しています。

だからこそ、

食事(4毒抜き)

オステオパシー

適度な運動

ストレスケア

これらを“総合的に”行うことで、
身体は確実に良い方向に動き出します。見出し h3

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