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1|【重要】最初に必ずお読みください
(医療トリアージ)
眠りの問題の中には、整体や徒手療法の対象外となり、医学的評価が優先される状態が含まれることがあります。
以下に該当する場合は、必ず先に医療機関を受診してください。
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強い日中の眠気や意識障害がある
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呼吸が止まる、激しいいびきを指摘されている
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強い不安感や気分の落ち込みが続いている
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薬の変更後から急に眠れなくなった
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急激な体調変化を伴っている
これらは、
医療的な評価や対応が必要な可能性があります。
まずは医療機関で診察を受け、病理的な問題がないかをご確認ください。
2|検査で「異常なし」と言われたが、眠りに違和感がある方へ
医療機関を受診し、
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「大きな問題はありません」
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「ストレスの影響でしょう」
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「様子を見ましょう」
そう説明を受けたにもかかわらず、
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寝つきに時間がかかる
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夜中に何度も目が覚める
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眠っても疲れが取れない
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明け方になると目が冴えてしまう
といった状態が続いている方も少なくありません。
このような場合、病気ではないが、身体が十分に休息できていない状態が起きていることがあります。
ここから先は、当院(徒手療法)が扱う領域です。
3|眠りは「夜だけ」の問題ではありません
眠りは、布団に入ってから突然始まるものではありません。
実際には、
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日中の身体の緊張状態
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呼吸の使われ方
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動きと休息の切り替え
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一日の流れの中での安定感
といった、日中から続く身体の状態が夜の眠りに大きく影響します。
検査で異常が見つからない場合でも、身体が「休むモード」に入りにくい状態が続いていると、
眠りが浅く感じられることがあります。
4|眠りを妨げるのは「刺激」だけとは限りません
眠れない原因というと、光・音・考え事などが注目されがちです。
しかし実際の臨床では、それだけでは説明できないケースが多くあります。
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寝つきは悪くないが途中で目が覚める
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夢を多く見て、頭が休まらない
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明け方になると意識がはっきりする
このような場合、身体の内側で起きている状態の変化に反応して目が覚めていることもあります。
5|身体は「一定した状態」を好みます
身体の内部は、穏やかで連続した状態を保つことで、休息に入りやすくなります。
一方で、
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状態が急に切り替わる
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安定していた感覚が崩れる
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内側の条件が揺らぐ
といった変化が起こると、眠りの途中であっても覚醒反応が起こることがあります。
眠りが浅い方の多くは、夜だけでなく、一日の中での変動幅が大きい状態を抱えています。
6|眠りと「全身の連動」
眠りに入るためには、
身体が自然と静かな状態へ移行する必要があります。
しかし、
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動きの偏り
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姿勢の崩れ
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内部に残った緊張
などがあると、横になっても身体が落ち着かず、眠りが浅くなることがあります。
当院では、眠りを単体で捉えるのではなく、身体全体の連動と安定性を評価します。
7|当院の施術スタンス
― 眠らせようとしない ―
当院では、
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無理にリラックスさせる
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呼吸や意識をコントロールさせる
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眠らせることを目的にする
といったことは行いません。
眠りは、整えようとすると、かえって遠ざかりやすい反応です。
当院では、身体の緊張や動きのバランスを整えることで、結果として眠りに入りやすい条件をつくることを目的としています。
8|このような方にとっての選択肢です
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医療機関で検査を受け、異常は見当たらなかった
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眠りの質の低下が、疲労や頭痛につながっている
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薬や対症的な対応だけに頼りたくない
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「年齢のせい」「仕方ない」と諦めたくない
そのような方にとって、当院の施術は 次の選択肢 となるはずです。
※重要な補足
当院は医療機関ではありません。
医学的な診断・治療行為は行っておらず、
医療機関での受診・治療を否定するものではありません。
眠りが浅い・不眠傾向に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 病院で検査を受けて「異常なし」と言われましたが、整体を受ける意味はありますか?
A.
医療機関で、睡眠に関わる重大な疾患や薬剤の影響などが否定された後にも、
眠りの質に違和感が残る方は少なくありません。
その場合、身体の緊張状態、動きと休息の切り替え、一日の中での身体の使われ方など、検査では評価されにくい身体機能の状態が影響していることがあります。
当院では、医療での評価を尊重した上で、その後に残る身体の状態を徒手的に評価します。
Q2. 夜だけでなく、日中の状態も眠りに関係しますか?
A.
はい、関係しているケースは多くあります。
眠りは、夜だけの出来事ではなく、日中から続く身体の状態の延長線上にあります。
日中に緊張が抜けにくい状態が続いたり、動きや休息の切り替えがうまくいかないと、夜になっても身体が落ち着きにくくなることがあります。
Q3. 寝つきは悪くないのに、夜中や明け方に目が覚めてしまいます。
A.
このようなケースでは、
外からの刺激だけでなく、身体の内側の状態変化に反応して覚醒が起きている可能性も考えられます。
眠りの途中で起きる覚醒は、「眠りが浅い」という結果として現れているだけで、夜だけの問題とは限りません。
当院では、こうした反応を一日の流れ全体の中で評価します。
Q4. リラックスしようとすると、かえって眠れなくなります。
A.
眠りは、意識してコントロールしようとすると、かえって遠ざかりやすい反応の一つです。
無理にリラックスしようとしたり、呼吸や意識を操作しようとすると、身体が緊張してしまう場合もあります。
当院では、眠りそのものを変えようとするのではなく、眠りに入りやすい身体の条件を整えることを重視しています。
Q5. 何回くらい通えば眠りは変わりますか?
A.
眠りの状態は、これまでの経過や生活環境、身体の状態によって異なるため、回数を一概にお伝えすることはできません。
初回では、身体の状態を丁寧に確認した上で、施術の考え方や通院の目安についてご説明します。
※当院は医療機関ではなく、診断や治療行為は行っておりません。
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