診えないものを、診る。 Vol.4原因不明の痛みが変わったとき
- 5月23日
- 読了時間: 5分
——身体・心・魂、三つの層から考える——

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数年前から左足の付け根(左仙腸関節の奥)に痛みがあり、整骨院・整体で診察を受けたが改善しなかった。
40代の女性、Nさんが円命堂を訪れたのは、友人の紹介がきっかけだった。
「どこへ行っても変わらない」という経験を重ねてきた人が、最後にたどり着く場所。
円命堂には、そういう方が少なくない。
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身体の層を、すべて尽くした先に
施術を始めた。
左の仙腸関節の痛み——まず身体の層から丁寧にアプローチしていく。
内臓の膜組織(漿膜)の調整、動作不良の修正、仙腸関節のアプローチ。
生殖器系に問題があると推論を立てた。
膀胱・子宮・卵巣から小腸・下降結腸・下腸間膜静脈・下下腹神経叢まで、
かなり深層部へのアプローチを繰り返した。
改善は、あった。ただ戻りが出た。
施術のたびに良くなる。
でも、また戻る。
身体の層では届かない何かが、奥にある——そう感じたとき、Nさんに提案した。
「現代医学が捉えている生理学・解剖学・神経系・運動学では解決できない症状が、意外にも多くの人にあります。面白いカウンセリングがあるのですが、通常の施術と並行してできます。料金も変わりません。受けてみませんか」
Nさんは即答した。「ぜひ、やってみたいです」
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「普通の整体ではない」
カウンセリングを重ねながら、施術を続けた。
後日、Nさんはこう書いてくれた。
「普通の整体ではない!!一言で表わすとこれに尽きます。筋肉・骨格・内臓、肉体面だけでなく、精神面・潜在意識等、見えない・触れられない部分へもアプローチして下さることに驚きました。」
「見えない・触れられない部分へ」——Nさん自身が、三つの層の存在を感じ取っていた。

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言葉にした瞬間、身体が緩んだ
施術とカウンセリングを重ねていく中で、ある日、何かが動いた。
Nさんはこう書いている。

「通常の施術とカウンセリングを受けている中で、ふとメッセージが来た。それを言葉にしたとたん、心と身体がふわっとやわらぐ感覚がありました。その後、症状は改善しました。」
「言葉にしたとたん」——この瞬間に、すべてがある。
身体は、言葉にされなかったものを知っている。
そしてそれが言葉になった瞬間に、身体は手放す。
痛みは、消えた。
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「病」は、どの層で起きているのか
Nさんの症例が示していることは何か。
身体の層へのアプローチは、尽くした。
漿膜・仙腸関節・内臓・神経叢——考えられる限りの深層部まで触れた。
それでも戻り続けた痛みが、言葉にされなかったものが言葉になった瞬間に、消えた。
身体の層だけでは、届かない層がある。
東洋医学はずっと前から、そのことを知っていた。身体の奥に、心の層がある。心の奥に、魂の層がある。
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三つの層
【第一層:身体】
痛み、こり、だるさ——これらは身体の層に現れたサインだ。ただ多くの場合、それは「結果」だ。下の層から押し上げてくるものが、身体に形を変えて現れている。
【第二層:心】
東洋医学では、感情は臓腑と直結している。怒りは肝を傷め、悲しみは肺を傷め、恐れは腎を傷める。慢性的な感情は身体の組織に層として積み重なり、筋膜が固まり、横隔膜が動かなくなる。心は身体の中に住んでいる。
【第三層:魂】
家族の歴史、世代をまたいだ感情のパターン、言葉にならなかったもの——それらが「魂の層」として、その人の身体に宿る。Nさんの身体の中で、ずっと存在を主張し続けていたものが、言葉になった瞬間に解放された。
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同じ悩みを持つ方へ——Nさんの言葉

Nさんは、同じような悩みを持つ方へこう伝えてくれた。

「原因不明の症状で悩んでいらっしゃる方はもちろん、心と身体の状態そのものを見つめ直したい方・整えたい方にお勧めしたいです。」
私の言葉より、患者さんの言葉の方が深く届くことがある。
Nさんが体験したことは、特別なことではない。
身体・心・魂の三層に向き合う準備ができたとき、誰にでも起きうることだ。
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病は、敵ではない
病や不調は、身体が間違いを犯したのではない。
身体が、何かを伝えようとしているのだ。
現代のストレスに蝕まれた身体が「もう限界だ」と言っている。
消化されなかった感情が「まだここにいる」と言っている。
言葉にならなかったものが「これを見てほしい」と言っている。
症状は、メッセージだ。
それを薬で黙らせることも、気合いで押さえつけることも、できる。
ただ、メッセージを受け取らない限り、形を変えてまた届く。
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円命堂が目指しているのは、症状をなくすことではない。
その人が、自分の身体のメッセージを受け取れるようになること。
身体・心・魂の三層が、再びつながって動き始めること。
そのための場所でありたいと思っている。

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※Nさんについては、その後も経過を確認しているが、数カ月経った現在も同じ痛みの再発は見られていない。
当院では、これまで広告宣伝のために、Google口コミや体験談の投稿をこちらからお願いしたことは一度もない。
それでも今回、Nさんの直筆の言葉を掲載させていただくのは、同じように原因不明の痛みや不調で悩んでいる方に、どうしても知っていただきたいことがあるからだ。
検査では異常がない。一般的な整体や整骨院では変わらない。
一度よくなっても、また戻ってしまう。
それは、身体に問題がないということではない。
まだ診られていない層がある、ということである。
現代医学の検査では映らないもの。
一般的な施術では届きにくいもの。
言葉になる前に、身体が抱えているもの。
そこに、不調が長く続く理由が隠れていることがある。
そのことを、一人でも多くの方に知っていただきたい。
今回の体験談は、そのために掲載する一つの記録である。
——「診えないものを、診る。」シリーズ Vol.4 完——
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