なぜ、肩こりは戻るのか
- 6月6日
- 読了時間: 2分
——肩を揉んでも終わらない理由——

揉んで、戻る。揉んで、また戻る。
その繰り返しに、どこかで慣れてしまっていないだろうか。
肩が重くなる。揉んでもらう。その日は楽になる。翌朝、また同じ場所が固まっている。
「また戻った」
この感覚を、多くの人が当たり前のように受け入れている。
でも、少し立ち止まって考えてみてほしい。
何度やっても戻るなら、それは「戻る理由」が、まだそこにあるということだ。
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肩こりを「肩の問題」だと思っている限り、答えは出ない
肩が固まっているのは、事実だ。でもそれは、結果だ。
身体のどこかで起きていることが、肩という「出口」から溢れ出している。
そう考えたとき、慢性的な肩こりの景色は、少し変わって見える。
揉めば一時的に血流が良くなり、楽になる。
それは本当のことだ。
ただ、肩を固めさせている身体の流れが変わらない限り、身体はまた同じ緊張パターンに戻る。
肩こりが戻るのは、施術が足りなかったのではなく、身体がまた「そこへ戻る理由」を持ち続けているからかもしれない。
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当院では、肩こりを見るとき、ほぼ肩を見ない
正確に言えば——肩だけを見ない。
肩が固くならざるを得ない身体になっているのはなぜか。
その問いから、診ることを始める。
その理由は、肩の奥にあることもある。
首の奥、頭蓋の底、顎の力み、呼吸の浅さ、胸の中で止まった空気。
あるいは、もっと静かな場所に。
肩は、身体のどこかで起きていることが溢れ出す「出口」になっていることがある。
揉んでも戻るなら、見るべき場所は肩ではなく、身体が肩へと向かう流れの、その手前だ。
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肩こりが戻るのは、失敗ではない
身体が、まだ何かを伝えようとしているサインだ。
「また戻った」という感覚は、身体が嘘をついていないということでもある。
次回からは、その「戻る理由」を一つずつ読み解いていく。
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身体の反応が、答えです。——円命堂くらしき
〈次回〉肩を固めているのは、どこか——首・頭蓋・横隔膜・自律神経、身体の奥を読む
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