検査では異常なし。それでも胸が詰まって息苦しい理由
- 8月8日
- 読了時間: 6分
倉敷の整体院が横隔膜と胸郭から考える
心電図では異常がなかった。
心エコーにも問題はなかった。
肺の検査でも、明らかな異常は見つからなかった。
それでも胸が詰まり、深く息を吸えない。
みぞおちから胸の奥まで、内側が固まっているように感じる。
「自律神経の乱れでしょう」と言われたものの、なぜ息苦しくなるのかまでは分からない。抗不安薬や整体、鍼によって一時的に楽になっても、しばらくすると元へ戻る。
このような状態で悩んでいる人は少なくない。
この記事では、医療機関で明らかな異常が見つからなかったあとも胸の詰まり感や息の吸いにくさが続く場合に、身体で何が起きている可能性があるのかを、横隔膜と胸郭のつながりから考える。

まずは医療機関を優先すべき症状
胸の詰まりや息苦しさがある場合、最初から整体の問題として考えてはならない。
次のような症状がある場合は、整体ではなく医療機関の受診を優先してほしい。
急に始まった強い胸痛
強い息切れや呼吸困難
冷や汗や吐き気
失神、意識が遠のく感じ
背中、腕、首、顎へ広がる痛み
長く続く激しい動悸
片脚だけに急な腫れや痛みが出た
これまでとは明らかに異なる症状
過去に「異常なし」と言われていても、症状の性質や強さが変わった場合には、あらためて医療機関で評価を受ける必要がある。
円命堂は病気を診断する場所ではない。
医療機関で必要な検査を受けたうえで、それでも症状が残っている場合に、身体全体の動きとつながりを確認する立場にある。

検査で異常がないことと、身体に負担がないことは同じではない
心電図、心エコー、胸部画像検査、呼吸機能検査などは、心臓や肺の状態を医学的に評価する重要な検査である。
これらの検査によって、まず重大な病気が隠れていないかを確認する必要がある。
一方で、一般的な心臓や肺の検査だけでは、呼吸時に肋骨がどのように動いているか、横隔膜と腹部が協調しているか、首や肩を過剰に使って呼吸していないかといった、全身の動作までを評価するわけではない。
つまり、
円命堂では、姿勢、呼吸、過去の外傷、精神的緊張、生活習慣などによって身体に積み重なってきた負担を、施術上の概念として「圧履歴」と呼んでいる。
身体が負担を補える範囲を超えると、胸の詰まり、息の吸いにくさ、首や肩の緊張、食いしばりなどとして表面化することがある。
横隔膜が使いにくいと、首や肩が代わりに働く
横隔膜は、息を吸うときに中心となる筋肉である。
横隔膜が下降し、下部の肋骨が広がることで、肺へ空気が入りやすくなる。
しかし、胸郭や腹部の動きが小さくなると、身体は首や肩の筋肉を使って息を吸おうとする。
すると、
呼吸が浅くなる↓首や肩に力が入る↓上部胸郭が動きにくくなる↓さらに息を吸いにくくなる
という循環が起こる。
胸の詰まりと同時に、首こり、肩こり、喉の違和感、食いしばりが現れる場合には、このような呼吸の代償が関係していることもある。

「自律神経の乱れ」だけで片づけない
不安や緊張によって交感神経の活動が高まり、呼吸が浅くなることはある。
しかし、反対方向もある。
身体側の動きにくさによって「うまく息を吸えない」という感覚が生まれ、その感覚が警戒や不安を強める場合である。
つまり、
心の緊張が身体を硬くする
だけではなく、
身体の制限が警戒や不安を強める
という双方向の循環が起こり得る。
薬で楽になる場合も、原因が精神だけであるとは限らない。不安や警戒、無意識の筋緊張が弱まることで、結果として呼吸が楽になることがあるためである。
同時に、薬が効いたという事実だけで、心臓や肺に病気がないと判断することもできない。
医療機関による評価を先に受けることが前提である。

円命堂では、胸部だけを診ない
胸が苦しいから胸部だけを診る。
首が硬いから首だけを緩める。
顎が緊張するから顎関節だけを調整する。
これだけでは、一時的に楽になっても元へ戻ることがある。
症状が出ている場所と、負担の始まっている場所が同じとは限らないからである。
円命堂では、必要に応じて次のような点を確認する。
呼吸時の肋骨運動
横隔膜と腹部の協調
首、肩、顎の緊張
骨盤と骨盤底の働き
立ったときの身体の支え方
歩行時の代償
過去の外傷や日常生活の負担
身体全体の反応を見ながら、どこから代償が始まり、どこに負担が集まっているのかを探していく。
強く揉むのではなく、小さな刺激によって身体の反応を確認しながら進める。

外から整えるだけでは越えられない段階がある
施術によって身体を整えると、呼吸が入りやすくなり、胸郭や腹部の緊張が軽くなることがある。
しかし、一定のところから変化が進みにくくなる人もいる。
施術によって一時的に動きが変わっても、日常生活で同じ負担が繰り返されれば、身体は元の呼吸パターンへ戻りやすいからである。
睡眠、姿勢、運動不足、仕事中の身体の使い方、精神的緊張、食生活など、身体へ影響する要素は一つではない。
円命堂では、食べ物を一方的に禁止することはない。
まず施術による身体の変化を体験してもらい、そのうえで生活習慣との関係を説明する。
何を選び、何を変えるかは本人が決める。
本人が必要性を理解し、自分で決断した改善でなければ、長く続かないからである。
倉敷・岡山周辺で、検査後も息苦しさが残っている方へ
円命堂には、倉敷市内をはじめ、水島、児島、玉島、玉野、早島、真備、総社、岡山市、さらに県外からも、検査では原因が分からなかった慢性的な不調を抱えた方が来院している。
新しく現れた息苦しさや胸の圧迫感、以前とは異なる症状がある場合には、まず医療機関を受診してほしい。
そのうえで、必要な検査を受けても胸の詰まりや息の吸いにくさが残っている場合には、横隔膜、胸郭、腹部、首、顎、姿勢、歩行を含めた身体全体の使い方を確認する意味がある。
息苦しさを精神だけの問題と決めつける必要はない。
同時に、横隔膜だけが原因だと決めつけることもできない。
心と身体、呼吸と姿勢、局所と全身。
それぞれがどのようにつながっているのかを、一つずつ整理することが必要である。
倉敷市周辺で、医療機関の検査を受けても胸の詰まりや息の吸いにくさが続いている方は、円命堂へ相談してほしい。
円命堂では、症状が出ている場所だけではなく、呼吸、横隔膜、胸郭、腹部、顎、姿勢、歩行まで含めて身体全体を確認する。
完全予約制のため、来院前に電話、LINEまたはE-mailから事前予約が必要です。
※強い胸痛、急な呼吸困難、冷や汗、失神、激しい動悸などがある場合は、整体ではなく医療機関を優先してください。
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