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変形性股関節症
股関節の痛みでお悩みの方へ
【重要】最初に必ずお読みください(医療トリアージ)
股関節の痛みは、整体や徒手療法の適応外となるケースが非常に多い症状です。
以下に該当する場合は、必ず最優先で医療機関(整形外科)を受診してください。
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歩行時だけでなく、安静時や夜間にも強い痛みがある
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股関節の可動域が急激に低下している
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脚の長さが急に左右で変わった
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股関節に強い痛みと発熱・全身倦怠感を伴う
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痛みが急速に進行している
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過去にステロイド治療歴があり、痛みが出現した
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明らかな外傷後から痛みが続いている
これらの場合、
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大腿骨頭壊死症
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感染性関節炎
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関節リウマチ
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骨腫瘍・転移性腫瘍
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重度の進行性変形性股関節症
など、医学的診断と治療が不可欠な疾患が含まれる可能性があります。
当院の立ち位置について(重要)
当院は医療機関ではありません。
診断・治療・手術の判断を行う場所ではなく、医師の診断を前提とした上で、その後に残る「身体の使われ方・機能の問題」を考える場所です。
医療機関での検査や説明を受けていない段階での来院は、おすすめしていません。
変形性股関節症とは(一般的な説明)
変形性股関節症は、股関節を構成する関節軟骨の摩耗や骨形状の変化により、痛みや可動域制限が生じる状態です。
特に日本では、
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先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全を背景に持つケース
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女性に多い
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進行すると歩行・日常生活に大きな制限が出る
といった特徴があります。
それでも「経過に大きな差」が出る理由臨床では、次のような違いが見られます。
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画像上は進行しているが、痛みが比較的少ない方
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変形は軽度でも、強い痛みや不安を抱える方
この差は、変形の程度だけでは説明できません。
つまり、「股関節に変形がある」ことと「今、どれだけ困っているか」は必ずしも一致しないという現実があります。
股関節は「全身の要」です
股関節は、
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体重支持
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歩行
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姿勢保持
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下肢と体幹の力の伝達
すべての中心に位置する関節です。
そのため、
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足関節が使われない
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膝が過剰に頑張っている
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体幹の支持が不十分
といった状態が続くと、股関節に負担が集中する構造になります。
また逆に、股関節の問題が長期化すると、
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膝の痛み
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腰痛
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五十肩
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背中や首の緊張
といった症状が、結果として別の場所に現れることも少なくありません。
「股関節だけ」を見ても説明できない理由
股関節は単独で働く関節ではありません。
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足部・足関節からの衝撃吸収
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膝を介した力の通過
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骨盤・体幹の安定
これらが連動して初めて、股関節は本来の役割を果たします。
どこかが機能しなくなると、股関節は「支えすぎる」「逃がせない」状態になり、痛みや不調として現れやすくなります。
内臓由来の影響について(補足)
股関節の回復が進みにくい方の中には、
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冷えやすい
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むくみやすい
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疲労が抜けにくい
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回復に時間がかかる
といった傾向を併せ持つ方がいます。
こうした場合、筋骨格の問題だけでなく、身体の内側の循環や代謝の働きが回復力に影響しているケースもあります。
当院では、股関節を単独で評価せず、身体全体の状態をひとつの流れとして確認します。
※内臓を治療するものではありません
※医学的診断に代わるものではありません
当院ができること/できないこと
できること
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医療で重大な疾患が否定された後の
身体の使われ方・連動の評価 -
股関節に負担を集めている要因の整理
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施術と機能回復運動を組み合わせたサポート
できないこと
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変形そのものを元に戻す
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手術や注射の代替
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医学的診断・治療
機能回復運動の重要性
股関節症では、
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施術だけ
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安静だけ
では、回復が頭打ちになるケースが多くあります。
当院で行う機能回復運動は、
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鍛えるための運動ではありません
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痛みを我慢する運動でもありません
「使われなくなった関節・動きを、本来の役割に戻すための再教育」です。
結果として、
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股関節に集中していた負担が分散され
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痛みが出にくい身体の使い方へ
少しずつ移行していきます。
このような方に向いています
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医療機関で診断を受けた上で、次の一手を考えたい
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手術以外の選択肢も含めて整理したい
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身体全体から、今の状態を見直したい
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将来を見据えて、動ける身体を保ちたい
向いていない方
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医療評価を受けずに何とかしたい
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一度で痛みをなくしたい
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強い刺激や矯正を求めている
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※すべての方に当てはまるわけではありません。
※当院は医療機関ではありません。
医学的な診断・治療行為は行っておらず、
医療機関での受診・治療を否定するものではありません。
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